ファッション業界の川中
小松マテーレが手掛ける合成繊維の染色・加工は、ファッション・アパレルの世界における「川中」に当たる。同社では織物・編物化された繊維(ポリエステルやナイロンなど)を調達し、染色や特殊加工を施して付加価値の高い生地へとしていく。その生地がメーカーに渡ってやがて製品となり、最終的に消費者へ製品が届く。
同社は1943年、石川県小松市で創業した。当初はシルクなど天然繊維の加工を行っていたが、市場がシルクから合成繊維へと変遷していく中で、ポリエステルやナイロンの加工へ事業領域を広げた。73年のオイルショックの際には受注が大幅減となり、受託販売中心の事業を見直す。顧客の需要やトレンドに合わせて企画提案し、染色・加工、販売まで手掛ける体制を構築していった。99年には海外直販事業を開始。2003年には国際的テキスタイル見本市「プルミエール・ヴィジョン」に初出展し、欧州進出の足掛かりとした。15年には日本企業初のグランプリを受賞した。
現在は多くの欧州のトップブランドや国際的大手スポーツブランドが小松マテーレの生地を採用しており、同社はファッション・アパレルの世界で存在感を高め続けてきた。
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