法面・地盤改良・維持補修・ ダム基礎工事 日特建設 【1929・プライム市場】

現場の利益率を向上させる構造改革
「3つの1000」達成に向けた新たな挑戦

ダム基礎工事で培った技術を強みとし、法面(斜面)や地盤改良工事、維持補修などの事業を通して社会インフラを支え続ける日特建設。2026年4月に就任した上直人新社長は、工事長8年、営業所長4年のキャリアを持つ現場からの叩き上げだ。同社では26年1月に、「売上高1000億円」「従業員平均年収1000万円」「時価総額1000億円」という「3つの1000」を長期目標に掲げた。現場を知り尽くした新トップが、いかなる戦略で収益構造を改革するのか。そのビジョンに迫る。
日特建設-上 直人

上 直人(かみ・なおと)

社長

1963年生まれ、埼玉県出身。87年芝浦工業大学工学部土木工学科卒業後、日特建設に入社。営業所や本社勤務などを経て、2019年常務執行役員東京支店長、22年取締役常務執行役員事業本部長、25 年取締役専務執行役員安全環境品質本部長兼任事業本部・技術開発本部管掌、26年4月に代表取締役社長就任(現任)。

新たな成長フェーズへの旗印
「3つの1000」

▲斜面を補強して安定化させる工事

日特建設は、ダム基礎工事で培った技術を強みとし、地質への深い知見と高度な土木技術の融合により社会インフラを支えてきた。法面工事では国内シェア1~2位を競い、地盤改良工事では同3位と、特殊土木分野において確固たる地位を築いている。

2026年4月には、経営の透明性向上と意思決定の迅速化を目的に、社長と副社長2名の代表取締役3名体制へ移行した。この新体制のもと、同社は長期的な目標として「3つの1000」を打ち出している。

「『3つの1000』とは、『売上高1000億円』『社員の平均年収1000万円』『時価総額1000億円』という目標です」(上直人社長)

「売上高1000億円」の起点となる26年3月期の売上高目標は760億円。「社員の平均年収1000万円」は、建設業界の課題である人材確保を最優先に据えた施策だ。「時価総額1000億円」は、現時点の500億円超の約2倍となる。

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