NVIDIA認定パートナー ジーデップ・アドバンス 【5885・スタンダード市場】

AI開発の企画から運用まで一気通貫
需要の高まりを追い風に業績拡大

ジーデップ・アドバンスは、AI開発に不可欠なシステムの企画・設計・構築・運用を一気通貫で提供する、仙台発の企業だ。市場を席捲する米半導体大手NVIDIAの認定パートナーであり、その製品を組み込んだサーバー・ソフトウェアを手掛ける。国内パートナー企業としてはトップクラスの実績を誇る。AI需要の高まりを追い風に業績は拡大中。2027年5月期には、24年5月期比で売上高を約1・9倍・営業利益を約1・6倍とする計画だ。
ジーデップ・アドバンス-飯野 匡道

飯野 匡道(いいの・ただみち)

社長

1965年7月生まれ、宮城県出身。88年オムロン・マイコンシステムズ(現:ソフトバンク)入社。93年トーワ電機入社。2016年GDEPアドバンス(現:ジーデップ・アドバンス)設立、代表取締役社長就任。25年ジーデップ・アドバンス代表取締役社長CEO執行役員就任(現任)。

「強みはPoCの段階から併走できること」
顧客のリピート率は85・5%

大学や企業などがAIを活用する時、その目的に合わせてまずAIに学習・推論をさせる必要がある。ジーデップ・アドバンスはハード・ソフトを組み合わせ、AIの学習・推論を最適な内容で進められるシステム環境の企画・設計から運用まで手掛ける。言わばAI開発に不可欠なインフラを提供している。

大きな強みは、AI世界市場の8~9割のシェアを獲得する米半導体大手NVIDIAのパートナーに認定されていることだ。NVIDIAのGPU(画像処理半導体)製品を取り入れたシステム構築の実績は、国内パートナー企業の中でトップクラスを誇るという。

▲ジーデップ・アドバンスはNVIDIA認定パートナーだ

2025年5月期の売上高は66億3000万円、営業利益は8億3900万円だった。

AI市場は目下、「生成AI」需要のピークを迎えている。そのため、かつては大学や研究機関との取引が大半だった同社の顧客構成も年々様変わりしている。26年5月期第2四半期時点のインダストリー別売上高構成比で、大学が54・3%、研究機関が3・9%、製造業が16%、スタートアップが8・6%、金融が5・3%、自動車が3・2%などと続く。「大学・研究機関」と「企業」の割合で見ると、およそ6対4となっている。

事業セグメントは「システムインキュベーション事業」の単一だが、ソリューション提供を行う「DXサービス」、保守・メンテナンスを行う「Service & Support」の2つから成る。売上高の9割超を占めるDXサービスでは、PoC(※)が必要な顧客からの依頼案件から、同社自らが提案するプロダクトアウト型まで幅広く手掛ける。

「我々の強みはPoCの段階から併走ができることです。成功すればその後の実装運用段階でも声を掛けていただける可能性が高いのです」(飯野匡道社長)※PoC(Concept of Proof)とは、新しいアイデアや技術・手法の実現可能性を検証すること

顧客目線に立って独自のアプローチを盛り込んだソリューションをしており、リピート率は26年5月期第2四半期時点で85・5%に到達している。

「当社のリピート率は、一般的なSaaSビジネスを提供している会社と比較するとかなり高い数字だと思っています。当社の場合、一つの案件をオーダーいただいてから、増設や入れ替えに加え、別プロジェクトでのオーダーをいただけるような関係構築を大事にしています。これが当社なりに考えるストック化の戦略です」(同氏)

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