売上高は過去最高の649億円
会員数44万人、法人会員も多く
「スポーツクラブ ルネサンス」は、ジムやスタジオ、プール、スパ、テニスコート、ゴルフスクールなどを備えた総合型スポーツクラブだ。施設の規模は約1000~1500坪を標準としている。平均月会費は約1万円。施設ごとの会員数は2000~8000人超と地域や店舗の規模によって異なるが、子どもから高齢者、運動初心者からアスリート級まで幅広い層を対象としている。また、スイミングスクールなどの運営では高い実績を持ち、池江璃花子選手をはじめとする競泳オリンピック日本代表選手への支援にも注力してきた。
会員数は「フィットネス会員」が約25万人、「スクール会員」が約19万人の計約44万人だ。フィットネス会員に関しては、法人契約のマンスリーコーポレート会員も多く、首都圏では会員の4分の1以上を占める。
「当社の法人会員制度は、契約を結ぶ法人の従業員様ごとにご入会いただくシステムです。会費には法人割引が適用され、お得にスポーツクラブをご利用いただくことができます。また、当社にとっては、お勤めの会社や健保組合からのお知らせなどで、従業員の皆様に当社を紹介いただけることは大きなメリットです。企業や健保組合を通じて健康づくりを推奨していただくことは、やっぱり背中の押され方が違いますからね」(望月美佐緒社長)
さらに一部大手生命保険会社との提携では、会員となってサービス利用すると、その度にポイントが付き、最終的に契約保険会社の保険料が下がるといった特典をつけているケースもあるという。これは入会促進のみならず利用促進にも結びつく。
この「スポーツクラブ」事業以外にも「介護リハビリ」「ホームフィットネス」「地域・企業等の健康づくり」の3つの事業を展開している。
介護リハビリ事業は、要支援1~2及び要介護1~2の認定者を対象としたリハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」を運営。さらに、新たにグループ入りした「楓の風」を含めると介護リハビリ施設は87施設を展開している。
ホームフィットネス事業は、家庭用運動機器などの通信販売を行っている。ペダルを踏んで下半身の筋力トレーニングができる「ステッパー」シリーズが累計40万台の大ヒットとなるなど、注目を集めている。
そして地域・企業等の健康づくり事業は、官民連携による地域の運動施設などの運営受託、学校水泳授業の実施、企業・健保組合向けに健康づくりを支援するBtoBソリューション事業などを行っている。代表的な例として、大阪・堺の体育館などでは、アリーナだけでなく武道館などを含めた施設全体の受託を15年間以上にわたって行っている。こうした業務受託施設は全国86カ所に及ぶ。
同社の2026年3月期の業績は、売上高が前期比1・9%増の649億3300万円と過去最高だった。営業利益は同19・6%減の15億6500万円となり、増収減益で着地した。
部門別売上高構成はスポーツクラブ事業が約85%、介護リハビリ事業が約4%、ホームフィットネス事業が約6%、地域・企業等の健康づくり事業が約5%だ。
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