独立系SIer ベース 【4481・プライム市場】

ソフトウェア受託開発で業界トップレベルの利益率
ダイバーシティ経営を軸に高成長を実現

ベースは富士通やNTTデータなどの大手企業から仕事を請けてITサービスを提供する、SIer事業(※)を展開している。営業利益率が26%(2025年12月期)と高く、全社員の95%を占めるシステムエンジニア(SE)が常時95%稼働するモデルにより、堅調に業績を伸ばしている。外国籍社員が5割近くを占めるなどダイバーシティ経営を特徴とする。
※SIer:システムインテグレーター(System Integrator)。一般的にシステムの企画・開発から導入まで請け負う企業のこと
ベース-中山 克成

中山 克成(なかやま・かつなり)

社長

1957年7月生まれ、中国・上海市出身。77年上海市無線電十一廠技術学校入校(教師)、82年上海市計算機技術服務公司入社(SE)。89年バイトルヒクマ入社(SE)。97年ベース設立、代表取締役社長(現任)。

大手SIerの開発パートナー
営業利益率26%と高水準

独立系SIerのベースは、「システム開発」と「ソリューション」を手掛けている。

システム開発では、オーダーメイド開発や運用保守などを行っている。また、顧客先のIT部門などへ社員を派遣し支援もしている。

受注は主にみずほ証券などエンドユーザー企業との直接契約と、富士通、NRI、NTTデータなど大手SIerからの一次請けから成る。金融、流通、製造、公共などのオープン系システム開発を得意とし、中でも金融領域に多数の実績を持つ。システム開発で、全社売上の65%を占めている。

「当社は大手SIer企業の開発パートナーです。大手さんに案件の交渉や仕様変更、追加コストなどの複雑な問題を解決してもらい、当社は純粋に技術を提供する。戦略的にこの立場をとり、専門性と技術を磨き続けてきました」(中山克成社長)

ソリューションでは、国内企業で基幹システム(ERP)として幅広く採用されているSAP社のソリューション導入の支援を行っている。

2025年12月期の業績は、売上高217億円、営業利益57億円となった。17年12月期より増収増益を続け、同期から足元の売上高は4倍近く、営業利益は7倍以上に成長。また、情報通信業全体の営業利益率平均が10%にも満たない中、同社の営業利益率は26%と高水準を誇る。

ベースは、中国でSEをしていた中山社長が1987年に来日し、日本のソフトハウスで10年修行した後に立ち上げた会社だ。同氏がSE修行していた会社では、外国籍の従業員が少数派であったという。そうした環境で過ごした経験から、中山氏はベースの創業にあたり、日本人社員と外国籍社員の比率を50対50とする会社を理想としてきた。現在、中国人をはじめとする外国籍社員が全体の44%を占めており、国籍・性別などによる待遇差はないという。

▲外国籍社員が5割近くを占める

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