
サーラコーポレーション
(2734・P・愛知県豊橋市)
120周年を迎えるエネルギー&住宅事業会社
2030年に営業利益120億円を目指す
▶エネルギー供給事業をはじめとした生活関連企業48社で構成
▶グループシナジーを活かしながら愛知・静岡を中心に幅広く事業を行う
交差・連携・共創の“クロス”を基本方針に、中期経営計画で2030年までに営業利益120億円を目指しているのがサーラコーポレーションだ。同社は愛知県と静岡県を地盤とする、エネルギー、建築・土木、住宅などの事業会社だ。
1909年創業の豊橋瓦斯と1910年創業の浜松瓦斯が合併した中部ガスが起源で、子会社48社で構成されており、3年後に創業120周年を迎える。
2025年11月期の売上高は前期比4・6%増の2515億円、営業利益は同17・0%増の73億円と好調だった。
売上高増に寄与したのは、道路や港湾などの都市インフラ整備・設備工事・メンテナンスなどを行う「エンジニアリング&メンテナンス事業」と、注文住宅・分譲住宅・リフォームなどを行う「ハウジング事業」だ。特にハウジング事業はZEH(ゼッチ、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略)住宅の「SINKA(シンカ)」シリーズの受注が伸長し、注文住宅の販売棟数が増加した。また、24年12月に連結子会社化した安江工務店の業績も今期から反映。このため、同事業の売上高は前期比25・9%増の448億円だった。
営業利益増に大きく寄与したのは、ガス・電気・石油製品・物流サービス・リフォームなどを取り扱う「エネルギー&ソリューションズ事業」だ。暮らしの分野では省エネ診断を通じたリフォーム提案、ビジネス分野ではカーボンニュートラル化や生産性向上に向けた提案に注力。その結果、器具・工事の販売が増加したほか、都市ガス販売量の増加による売上総利益の改善、バイオマス発電所の順調な稼働も寄与し、同事業の営業利益は前期比44・6%増の42億円だった。
前述のエンジニアリング&メンテナンス事業も、プロセス管理の継続的な改善などで、営業利益が同30・6%増の34億円と利益増に貢献した。
23年11月期から25年11月期までの第5次中期経営計画では、社内外との連携・共創をテーマに、事業成長に向けたビジネスモデル変革や新たな価値創造に取り組み、一定の成果を収めた。一方で売上高や営業利益、営業利益率、ROEの数値目標は未達となった。
第6次中期経営計画はこれまでと同じ3カ年ではなく、26年11月期から30年11月期までの5カ年計画で、これまでの延長線ではない、変革を遂げるためのフェーズだ。同中計の基本方針は「X(クロス)“120”」。枠を越えた先でクロス(交差・連携・共創)し、変革を成し遂げ新たな価値を創造することを目標とする。
29年に創業120年を迎える同中計で、営業利益120億円達成を目指す。事業戦略としては、ストック住宅ビジネスやスマートエネルギー・ファシリティソリューションビジネスの構築、新たな価値創造による事業の創出などに重点的に取り組む。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。












