金融分野で クラウド型SaaSシステムを提供 Finatextホールディングス 【4419・グロース市場】

「金融をサービスとして再発明」がミッション
3期連続で売上高成長率40%を達成

グループミッションに「金融をサービスとして再発明する」と掲げ、金融サービス事業者向けに、次世代クラウド基幹システムの提供などを行うのがFinatextホールディングスだ。同社は2021年12月に東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)へ上場した。売上高成長率は25年3月期まで3期連続40%となっており、今後も成長路線にある。
Finatextホールディングス-伊藤 祐一郎

伊藤 祐一郎(いとう・ゆういちろう)

CFO

1986年5月生まれ、東京都出身。2010年東京大学経済学部卒業、UBS証券入社。16年Finatext(現:Finatextホールディングス)入社、取締役CFO就任(現任)。

リカーリング売上が5割
安定性と成長性を両立

同社のセグメントは、金融インフラストラクチャ事業、ビッグデータ解析事業、フィンテックシフト事業の3つ。

金融インフラストラクチャ事業では、金融サービスを運営するために必要となる複雑な基幹システムを、クラウド上でSaaS型のシステムとして顧客に提供する。ビッグデータ解析事業においては、ビッグデータを保有する企業のデータ利活用の促進を支援。企業の持つビッグデータを主に金融業界及び不動産業界向けに提供するデータサービスビジネスや、生成AIの活用を支援するデータAIソリューションビジネスを手掛ける。そして、祖業であるフィンテックシフト事業では、金融機関向けにDXやデジタルマーケティングの支援を行っている。

2025年3月期の売上高は77億200万円、営業利益は9億5000万円。金融インフラストラクチャ事業の売上が全体の59%(45億2900万円)。続いて、ビッグデータ解析事業が24%(18億2700万円)、フィンテックシフト事業が17%(13億4500万円)の順だ。

収益構造としては3種ある。顧客からサービス導入時や追加開発時に受け取る「フロー型」の収益、既存顧客から運用のために毎月受け取る「ストック型」の固定収益、AUM(運用資産残高)や保険料収入などに応じた「従量課金」の収益だ。

全事業の売上高を収益別に見ると、フロー47%、ストック36%、従量課金17%と、リカーリングで5割以上を占めており、安定性と成長性を両立したモデルとなっている。
メイン顧客は、BtoCサービスを運営し、その既存ユーザー向けに金融サービスも提供したいと考える新規参入の事業者と、デジタル特化の新サービスを立ち上げる際に、新しい基幹システムを採用したいと考える既存金融機関だ。

「特に既存金融機関の基幹システム刷新に関わるものであれば、1社あたりの売上が大きく、一度導入されると解約が生じにくいのが特長です」(伊藤祐一郎CFO)

 

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