2つのホテルブランド運営 ワシントンホテル 【4691・スタンダード市場】

既存店リニューアルで観光宿泊需要取り込む
自社会員組織「ワシントンネット」60万人に

「ワシントンR&Bホテル」、「ワシントンホテルプラザ」の2ブランドを、全国43カ所で展開するワシントンホテル。同社はコロナ収束後、インバウンド効果も相まって業績をV字回復させた。2026年3月期業績予想は売上高242億円、営業利益37億6000万円と過去最高業績を更新する見込みだ。今後更なる成長の鍵となるのは既存店のリニューアル如何にかかっている。社長に就任して1年。長谷川太氏の手腕が問われている。
ワシントンホテル-長谷川 太

長谷川 太(はせがわ・ふとし)

社長

1961年9月生まれ、長崎県出身。87年、長崎大学経済学部を卒業後、ワシントンホテルに入社。2014年取締役執行役員兼事業開発部部長、20年取締役常務執行役員兼ワシントンホテルプラザ事業部事業部長、21年取締役常務執行役員兼営業本部本部長兼ワシントンホテルプラザ事業部事業部長を経て、24年代表取締役社長 社長執行役員に就任(現任)。

「ワシントンR&Bホテル」他
全国の好立地に43店舗展開

同社が展開するホテルブランドは2つ。主力の「ワシントンR&Bホテル」は、宿泊特化型で、大都市圏を中心に全国25カ所で運営する。シングルルームは約11㎡と他の宿泊特化型ホテルよりも2㎡ほど狭いが、1㎡あたりの収益性は高い。

一方、「ワシントンホテルプラザ」は、全国の主要駅や繁華街近くに18ホテル。部屋タイプはシングル・ツインを揃え、シングルルームは平均13・5㎡ほど。施設は宿泊のみの店舗と、飲食・宴会部門を備えた店舗があり、食事付きを希望する団体なども受け入れている。

▲22年3月に開業した札幌ワシントンホテルプラザの朝食会場(左)

▲同ホテルの客室(右)

総客室数は9469室(2025年9月末時点)。26年3月期第3四半期時点のホテル全館の1室あたり平均客室単価は8679円で前年同期比11・9%増、稼働率は74・3%で同3・9ポイント増、販売可能な客室1室あたりの売上(RevPAR)は6488円で同18・1%増となった。

同社ホテルの運営形態には、オーナーが建物を建設して同社がホテル部分を賃借し賃料を支払う建物賃貸借と、自社所有がある。全43施設のうち、建物賃貸借(オーナー所有)は34施設。一方、自社所有は9件で、土地建物の所有が7施設、建物のみが2施設。

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