紙・フィルムの包装資材総合メーカー 大石産業 【3943・スタンダード市場】

鶏卵パック「パルプモウルド」国内シェア60%
事業4本柱で79年連続黒字経営を継続

鶏卵パックなどのパルプモウルドで国内約60%のシェアを持つ大石産業は、包装資材の総合メーカーだ。同社は2025年に創業100周年を迎え、新たな成長軌道を目指している。今年5月、35年までの長期ビジョンを発表し28年3月期を最終年度とする中期経営計画の最中にある。本中計を助走期間ととらえ、さらなる拡大成長をねらう。
大石産業-山口博章

山口博章(やまぐち・ひろあき)

社長

1958年5月生まれ、福岡県出身。82年、福岡大学法学部卒業、大石産業に入社。2014年に執行役員フィルム事業部長、17年に取締役執行役員事業本部東京支店長、20年に常務取締役紙袋・フィルム事業統括を歴任し、23年に代表取締役社長に就任(現任)。

青果物トレー、段ボール製品など
輸送時の損傷防ぐ緩衝機能材が売上50%

包装機能材事業は49%

大石産業は福岡県北九州市に本社を構え、紙・プラスチックを原料に使った包装関連資材の製造・販売を行っている。 26年3月期の売上高は234億8700万円、営業利益は7億1700万円。セグメントは緩衝機能材事業と包装機能材事業の2つ。

売上高の50%を占める緩衝機能材事業では、青果物や卵などの畜産品、工業製品を中心に、物流の際に商品が損傷しないための緩衝材となる包装材を手掛ける。鶏卵パックやファストフード店などでテイクアウトの際に使われるドリンクキャリア、桃やメロンの青果物トレーなどのパルプモウルド製品、その他段ボール製品などを製造する。

一方、包装機能材事業は製品を袋やフィルムで包み、製品の漏れを防ぎ、鮮度保持などを目的とした包装材を展開。フィルム製品では味噌の中ブタ、総菜や刺身などが入った食品トレーの表面に貼るポリスチレンフィルムに加え、紙おむつの防水フィルム、電子材料の生産工程で使用する高機能フィルムにも対応。また業務用の小麦粉・化学肥料、合成樹脂などの袋に使われる重包装袋も手掛けている。

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