包括的なファミリーオフィスサービスを提供 キャピタル・アセット・プランニング 【3965・スタンダード市場】

大相続時代を見据え、富裕層ビジネスに参入
2027年に売上110億円目指す

金融に特化したシステムインテグレーターであるキャピタル・アセット・プランニングは、生命保険会社や銀行、証券会社、ファイナンシャルプランナー(FP)、会計事務所などにシステムを提供している。同社は2027年を最終年度とする中期経営計画で、売上高110億円を目標に掲げる。目標を達成するための鍵となるのが、富裕層を対象にした「ファミリーオフィスビジネス(※1)」だ。同社の北山雅一社長は「非ファイナンスの部分も含めた、様々なサービスを富裕層に提供していく」と意気込みを語る。
※1:富裕層の家族を対象に、資産の管理・運用や事業承継、一族のガバナンス構築などを総合的にサポートする事業のこと
キャピタル・アセット・プランニング-北山 雅一

北山 雅一(きたやま・まさいち)

社長

1957年2月生まれ、大阪府出身。79年慶應義塾大学卒業後、監査法人中央会計事務所入所。85年陽光監査法人(現・EY新日本有限責任監査法人)入所。90年キャピタル・アセット・プランニング設立、代表取締役社長就任(現任)。公認会計士、税理士資格保有。日本証券アナリスト協会検定会員。

年40兆円の資産が動く
蓄積されたノウハウ活かす

中期経営計画の中で、同社は「顧客基盤深耕・強化」「事業ポートフォリオ改革」「ファミリーオフィスビジネスへの参入」「ストックビジネス向け新プラットフォーム開発」「海外市場開拓」の5つの成長戦略を掲げている。

その中でも同社が特に重視しているのがファミリーオフィスビジネスへの参入だ。団塊世代の相続問題が顕在化し、相続前後の個人資産の組み替えが重要なテーマとなっているだけではなく、若い世代の富裕層などに対する資金運用や税務対策のコンサルティングの必要性が増加していると見ている。

「日本では毎年約40兆円の資産が相続などで移動しています。まさに『大相続時代』を迎えているといえるでしょう。それに加えて、最近は中小企業の創業者一族などが自社株を売るのが流行っていますから、一気に数十億円の資金を手にする人も増えています」と同社の北山雅一社長は語る。

同社はこれまで金融機関やFPなどを対象に「Wealth Management Workstation」などの資産管理システムを開発してきた実績がある。

これらの開発を通じて社内に蓄積されたノウハウを、ファミリーオフィスビジネスに活用することが可能だと考えている。

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