終活関連のポータルサイト運営 鎌倉新書 【6184・プライム市場】

介護から不動産まで網羅する「終活インフラ」構築
人と人を介する“オフライン”集客で顧客基盤確立へ

「いい葬儀」「いいお墓」を始めとする人生のエンディングに関わるポータルサイトを運営している鎌倉新書。同社は2020年以降、「終活インフラ」企業を目指すため事業領域を拡大している。この5年間で介護や少額短期保険、自治体支援の官民協働事業など、さまざまなビジネスをスタート。その間、利益率が低下したものの、昨度度から各事業の黒字化への目途が立ち、柱に育ちつつある。同社の次なる成長へのキーワードは「オンラインからオフライン」へ。これまでのウェブを中心とした収益構造から、直接人と人を介するハイブリッド型ビジネスへの転換により、もう㆒段階の成長を目指す。
鎌倉新書-清水 祐孝

清水 祐孝(しみず・ひろたか)

会長CEO

1963年1月生まれ、東京都出身。慶應義塾大学を卒業後、証券会社勤務を経て90年に父親の経営する鎌倉新書に入社。同社を仏教書から、葬儀や墓石、宗教用具等の業界へ向けた出版社へと転換。さらに「出版業」を「情報加工業」と定義付け、セミナーやコンサルティング、インターネットサービスへと業域を拡大させた。2020年代表取締役会長CEOに就任(現任)。

日本最大級の葬儀相談サイト運営
24時間フリーダイヤルで対応

同社が現在、主力とするポータルサイトは、「いい葬儀」、「いいお墓」、「いい相続」、「いい介護」の4つ。収益モデルは、サイトから問い合わせを行ったユーザーに対し、要望に合った加盟事業者を紹介し、成約に至れば提携先から報酬の数%を受ける成果報酬型ビジネスと、加盟事業者からの広告収入から成る。

▲︎主力サイト「いい葬儀」のトップページ

「いい葬儀」は日本最大級の葬儀相談・依頼サイトで、全国の葬儀社965社、葬儀場・斎場7121カ所以上と提携している。単なる紹介だけでなく、24時間365日フリーダイヤルのお客様センター(コールセンター)により、ユーザーが希望する地域や予算に合った葬儀社を紹介する。葬儀は緊急性が高いことから、遺族が夜中に電話をかけて葬儀社を紹介してもらうケースも多々ある。累計相談件数は122万件を突破した(2026年4月現在)。同社の26年1月期業績は、売上高が前期比18%増の83億3500万円、営業利益が同27・6%増の11億6100万円。5期連続で増収増益となった。

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