食品会社1000社と取引
同社では食品を主体として、保管、入出庫、運送、情報処理など総合的な物流サービスを提供する。事業区分は「共同物流事業」「専用物流事業」「関連事業」の3つだ。
営業収益の7割近くを占めるのが主力の「共同物流事業」だ。これは、中小の食品メーカーをはじめとする複数の荷主の商品を、4温度帯に対応して共同で配送する事業だ。富田社長は話す。
「一口に食品物流と言っても、『常温』『チルド』『冷凍』、そしてチョコレートのように温度管理が必要な『定温』という4温度帯があります。各温度帯のどこかを得意とする会社が多い中、4温度帯をバランス良く、全国ネットワークで広く扱っているのは当社が唯一かもしれません。そこが大きな強みです」
また、1台のトラックは丸ごと冷凍車だったり、冷蔵車だったり、常温だったりするのが一般的だ。だが同社では、荷台を仕切って「冷凍」「チルド」に分けて運べる2室式冷凍トラックを開発・導入。異なる温度帯の食品を一度に運べる体制を確立している。
北海道から九州まで、全国に57の事業拠点を置き、入庫・保管・ピッキング・出庫・納品までをワンストップで行う。また、「キユーソースルー便」は、全国に通過型のベースセンターと地域の集配を行うエリアセンターを設け、小口の冷凍・冷蔵食品の全国輸配送を展開している。このスルー便は無在庫型アセット物流になる。
一方、営業収益の約2割を占めるのが「専用物流事業」だ。これは、コンビニエンスストアや外食チェーン、食品スーパーなどの取引先に対して、専用の物流オペレーションを提供するものだ。
そして、営業収益1割強の「関連事業」では、車両・物流機器・燃料などの販売、中国における倉庫・輸配送、インドネシアにおける倉庫・輸配送・フォワーディングを行っている。
「国内の取引先は約1000社あり、1社に極端に売上依存していないのも当社の特徴です。一番取引が多い問屋でも連結営業収益の1割程度です」(同氏)
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