「債権流動化」の仕組みで急成長 ブロードエンタープライズ 【4415・グロース市場】

独自開発の「初期導入費用ゼロ」スキームで急成長
マンションに加え宿泊施設で地域創生も

ブロードエンタープライズは「不動産オーナーのキャッシュフロー最大化に貢献」をキャッチフレーズにして、賃貸マンションや宿泊施設向けにインターネット回線導入やリノベーション、大規模修繕などを行っている会社だ。5年前の2021年東証マザーズ市場上場時には売上高25億円規模だったが、以後急拡大して、25年には74億円と約3倍に成長。さらに今期26年には100億円の大台乗せを確実にしている。この急成長を可能にしているのが、同社が独自開発した「初期導入費用ゼロ」のファイナンス・スキームだ。
ブロードエンタープライズ-中西 良祐

中西 良祐(なかにし・りょうすけ)

社長

1974年9月生まれ、兵庫県出身。97年、甲南大学法学部を卒業し、教材販売会社にて営業職に従事。その後、通信会社での勤務を経て、2000年にブロードエンタープライズを創業。同社代表取締役社長。

オーナーを悩ませる
初期導入費用を立て替え

賃貸マンションや宿泊施設を所有する不動産オーナーにとって、稼働率を高めるための追加投資は不可欠だ。インターネット回線やオートロック設備などはもちろん、古くなった部屋のリノベーションや大規模修繕もしなければ、物件の価値は高まらないからだ。

▲室内をリノベーションすることで物件の価値が高まる

しかし、投資に必要な費用は決して安くない。例えば、20部屋程度のマンションに高速インターネットを導入しようとすれば、工事業者への支払いなどで100万円程度の初期費用が必要になることが多い。さらに大規模修繕となると、数千万円かかることもある。

こうした課題に頭を悩ませるオーナーからの支持を集めるのが、同社が提供する「初期導入費用ゼロ」のファイナンス・スキーム「BRO─ZERO(ブロ・ゼロ)」だ。このスキームは、オーナーが支払うべき初期導入費用を同社が立て替え、分割払いにするというものだ。このため、オーナーは金融機関からの融資を受けることなく、新たな設備導入や物件付加価値アップのためのリニューアル工事ができるようになる。

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