国内物流と国際貨物の2本柱
原料や素材中心に多品目に対応
同社では、貨物の保管、運輸に加え、仕分け・検品・梱包などの物流加工を行う「国内物流」と、通関や航空・海上輸送手配、輸出梱包などの「国際貨物」を2本柱としている。その他、書類保管や廃棄代行、オフィス移転などのビジネスサポートも手掛ける。
顧客は大手メーカーや大手商社を中心に1500社以上。同社では原料や素材を主力に、製品、機械の輸送据付まで扱っており、特定業種に依存しない顧客の幅広さが強みとなっている。
創業は1927年。以降、地場に根差して事業を展開してきた。当初は京都市中央卸売市場内の京都中央市場倉庫として食品の取扱いから始まったが、京都の地場産業である絹織物をきっかけに、同じく繊維の産地である福井、名古屋、岡山に規模を拡大。国内の繊維業が国際競争激化や国内需要減少で斜陽化し輸入に転じた際に、通関や梱包などの国際物流を開始した。また繊維業界の顧客が化繊、樹脂、フィルムなどを扱うようになったことに対応し、化学工業品や雑品、雑工業品へと品目を拡大。顧客ニーズを読んで事業領域を広げ、品質を重視したサービスで顧客との信頼関係を構築することで、長期にわたる取引に繋げてきた。
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