「MOUSSY」などを展開 バロックジャパンリミテッド 【3548・プライム市場】

国内外でのブランド強化・新業態で構造改革
2030年までに最高益更新へ

バロックジャパンリミテッド(以下:バロックジャパン)は、主に女性向け衣料及び服飾雑貨の製造小売業(SPA)を展開する企業。中核ブランドの「MOUSSY(マウジー)」をはじめ多様なブランドを生み出し、海外展開により事業を拡大してきた。直近では中国国内の不況を背景に業績が伸び悩むが、国内外でのブランド力強化や新業態開発などにより構造改革を進めている。2030年までに最高益更新を目指す。
バロックジャパンリミテッド-村井 博之

村井 博之(むらい・ひろゆき)

社長

1961年7月生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部卒業後、中国国立北京師範大学に留学。85年キヤノン入社。広州、北京の支店開設駐在の後、キヤノンと合弁でKAI LUNG CONSULTANTS社を設立し、社長就任。97年日本エアシステム(現・日本航空)でJAS香港社長就任。2006年フェイクデリックホールディングス代表取締役会長就任。08年フェイクデリックホールディングスとバロックジャパンリミテッドの経営統合に伴い、社長就任。14年代表取締役社長最高経営責任者就任(現任)。

「ギャル系ファッション」が大ヒット
現在は幅広い層に向け17ブランド展開

▲MOUSSYルミネエスト新宿店

同社は女性向け衣料を中心に、自社で企画(デザイン)、製造、販売までを一貫して行う。ファッションビル、駅ビル、ショッピングセンター(SC)、百貨店での実店舗販売と、EC販売を展開。あらゆる顧客年齢層に向け、のべ17ブランドを手掛けている。

主なブランドには、20代から30代の女性に向けた「MOUSSY」「SLY(スライ)」「rienda(リエンダ)」や、10代後半から40代のファミリーやカップルに向けた「RODEO CROWNS WIDE BOWL(ロデオクラウンズワイドボウル)」などがある。また「SHEL‘TTER(シェルター)」の名称でECも展開している。

稼ぎ頭はMOUSSYだ。MOUSSYは同社の創立ブランドで、“自分たちの作りたい服を作る”というテーマのもと、渋谷のファッションビル「109」で働くカリスマ販売員たちによって作り出された。いわゆる“ギャル系ファッション”ブランドとして大ヒットし、2000年の創立から4年で年商100億円事業に成長した。

「ものづくりのクリエイティブ部門とセールス部門が一体となっていることが、当社の大きなコア・コンピタンスになっています」(村井博之社長)

▲AZUL BY MOUSSYラゾーナ川崎プラザ店

日本国内では、直営店・FC店合わせ343店舗を展開。海外では米国に1店舗、韓国に4店舗を持つ(いずれも26年2月期第3四半期時点)。さらに世界22カ国に卸売事業を手掛けることで、バロックジャパンのブランドを世界に拡大させている。

26年2月期業績予想は、売上高517億9700万円(前期比11%減)、営業利益5億7900万円(同28・7%減)。主力SCブランドの客数減に伴う国内売上減や、待遇改善・システム関連費の増加が減収減益の要因という。

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