賃貸仲介・管理を柱に
3つの事業セグメントを展開
同社の2025年9月期の業績予想は、売上高が62億3000万円、営業利益は10億6600万円。仲介や管理といった“手数料”を扱うビジネスのため、スケール感は小さく見えるが、売上高営業利益率は17%と高い。なお、売上高は前期比6・8%増、営業利益は同10・1%増と増収増益を見込む。
同社の事業セグメントは3つ。1つ目は、全体の売上の約半分を占め、今期計画では31億7500万円を見込む「不動産仲介事業」だ。その主力は賃貸住宅の仲介。近畿圏で年間2万400件を扱う。2つ目の「不動産管理事業」は、2万9000戸を管理する(いずれも25年9月期の計画値)。不動産管理事業の今期計画売上は23億800万円、セグメント割合は37%を占める。そして3つ目が「居住者サポート事業」で、仲介・管理事業に関連した保険やインフラ取次、引越し、シェアサイクルなどのサービスを展開する。今期売上高は7億4500万円を見込み、セグメント割合は12%だ。
「現在の店舗数は約70店舗。営業エリアは京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫の2府3県です。そのうち本拠地の京都が36店舗と圧倒的に多くなっていますが、滋賀14店舗、奈良8店舗も県内の主要エリアをカバーしています。目下、展開を進めているのが大阪と兵庫で、大阪は11店舗、兵庫は3店舗を出店済みです」
多店舗展開をしているため、従業員数は全社で392名に上る。そのうち不動産仲介部門が245名と、6割強を占める(24年9月30日時点)。
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