
再エネの効率利用、レジリエンス強化、防災・減災など、社会インフラを取り巻く課題は複雑化しています。これに対し、当社はICTシステムの課題整理から企画立案、システム設計、開発、保守・運用までを一気通貫で支援する提案型アプローチを強化。こうしたグランドデザインからの取り組みは、プロジェクト単価の上昇や、契約の継続による安定収益化にもつながっています。

ICTシステム開発のナレッジを結集した新ソリューション「LeapX(リープクロス)」や、GIS(地理情報システム)を活用したSaaS型サブスクリプションモデルの商圏分析ソリューション「DOCOYA(ドコヤ)」は、コンサルティングをシステム開発へとつなげるグランドデザインからのビジネスでも重要な役割を果たしています。今後、複数業種への横展開を進めることで、さらなる収益の底上げが期待できます。これらソリューションを中心とした“次世代型システム開発モデル”が当社の事業をけん引するよう、さらなる強化を続けてまいります。

普及が加速度的に進むAI分野でも、当社AI研究所の知見を活かしたコンサルティング力とAIエキスパートの技術力を活かし、新たなAIサービスを生み出す体制を整えました。大量の社内データに加え、近年注目されている宇宙・衛星データなどを掛け合わせて分析する「真のDX」を進めるために、AIの解析力は欠かせません。お客さまの課題解決に直結する“本物の価値”を届け、次期中期経営計画の柱になるよう育ててまいります。


社会課題の複雑化が進む中、お客様の業務を理解し、その立場に立って、課題解決に貢献できるICTパートナーの存在は、ますます重要性を増していくでしょう。
今後も、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。株主・投資家の皆さまには、引き続きご期待とご支援を賜りますようお願い申しあげます。