創業期に定めた
マンションづくりの原点
「20年前、投資用マンション市場は利回りや回転効率が最優先される傾向がありました。しかし私たちは、最初から“それだけでいいのか”と問い続けてきました」(藤村氏)
「住む人にとって無理がないか。オーナーが長期で保有し続けられるか。この二つを同時に満たさない物件は、いずれどこかで歪みが生じると考えていました」(星野氏)
そうして定めたのが、『23区×駅徒歩10分以内×高機能』という原型コンセプトである。
「この基準は、商品企画というより“判断の起点”です。ここから外れる案件は、原則として手がけません」(藤村氏)
市況の変化とXEBECの進化
変わった環境、変わらない判断基準
20年の間に、不動産市場の前提条件は大きく揺れ動いた。融資環境の変動、金融機関の不祥事、用地価格の高騰─。個人投資家が中心だった時代から、市場プレイヤーの構造そのものが変化していった。そうした変化の中で、XEBECの事業の形も進化してきた。区分販売から一棟販売へ。顧客は不動産会社、REITやファンドなどBtoBへと広がり、物件規模も拡大した。開発スキームや見え方は、時代と共に変化している。
「スキームは変わりましたが、“この物件は住む人とオーナー双方に誇れるか”という問いは変わっていません」(星野氏)
「利回りや効率はあくまで結果。判断の起点に置くと、どうしても短期目線になってしまいます」(藤村氏)
環境が変わるたびに“形”は変えたが、“軸”は変えなかった。それが、XEBECの進化の本質だ。
“今あるXEBEC”は
思想の蓄積そのもの
「一般的なワンルームの間口は約3メートルですが、XEBECでは3・7メートル以上確保するケースもあります」(星野氏)
「当然、戸数は減りますが、その分、住み心地は明確に変わります」(藤村氏)
効率を優先すれば、より“ラクな設計”も可能だ。それでも、そうしない。
「画一的な箱を量産するのは簡単です。でも、それは私たちのやり方ではありません」(星野氏)
デザインや設備、間取りは、“目新しさ”のためではない。住む人が無理なく長く暮らせること。そして、オーナーが長期保有を前提に安心して任せられること。その前提から導き出された「結果」にほかならない。
その姿勢は、立地選定にも表れている。「23区・駅徒歩10分以内」という条件を満たしていても、将来の賃貸需要が読めなければ見送る。賃貸需要を見極め、長期的に価値が維持できるかを吟味する。ときにエリアを見送り、棟数を追わない判断も重ねてきた。
「売上や棟数を追うだけなら、別の選択肢もあったはずです。しかし私たちは、長期で成立するかどうかを優先してきました」(藤村氏)
オーナーにとって、XEBECは短期売却を前提とした商品ではない。長く持ち続ける資産であり、管理や運用まで含めて任せられる存在だ。派手さはない。だが、裏切らない。XEBECは、20年にわたる判断の積み重ねが結晶した、思想のかたちである。
これからのXEBEC
次の10年・20年に向けて
「XEBECという名前を、誰もが自然に読めるブランドへと育てていきたいですね」(藤村氏)
まだ認知度は十分とは言えない。だが、物件をご覧いただければ、その考え方や質の違いは必ず伝わると信じている。目指すのは、「コンパクトマンションといえばXEBEC」と想起され、自然と安心感を抱いていただける存在だ。
「派手さはなくても、裏切らない。長く持てる、任せられる。そう思ってもらえるブランドでありたいですね」(星野氏)
判断軸は、これからも変わらない。一方で、立地選定や設備仕様、販売手法は、時代に合わせて最適解を更新し続ける。XEBECは完成形ではない。思想を磨き続けることで、次の10年、20年へと進化していく。
物件の変遷
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※掲載写真は一部物件のものです。物件により仕様は異なります。


















