営業利益12%増
新工場建設で半導体需要に対応

合成樹脂や高機能繊維といった化学品などを手がける群栄化学工業(4229)の2026年3月期決算は、売上高313億円、営業利益25億円となった。売上高は前期比2.5%増、営業利益は12%増となり、増収・増益となった。

特に好調だったのは半導体用のフォトレジスト用樹脂だ。AI需要により販売数量が堅調に推移し、前期比で5%以上販売数量が増加。26年3月期の増収・増益の大きな要因となった。

同社は半導体を中心とした電子材料向けの高純度・先端材料の需要拡大を見込んでおり、約45億円を投資し、群馬県高崎市に新工場を建設している。高品質・低メタル・省人化をコンセプトに、同社の品質管理技術を活かし、さらなる事業拡大と技術工場を図っていく。また、半導体の積層化やチップレットといった新領域にも事業を拡大し、持続的成長を実現していく方針だ。

同社の有田喜一郎社長は「AI時代の半導体市場において、当社の存在感を高めていきます」と意気込みを語った。

2027年3月期の業績予想については、中東情勢が原材料価格などに与える影響を合理的に算定することが難しいため、未定としている。合理的な算定が可能になった段階で速やかに公表する方針だ。

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