ホテル、ゴルフなど6事業を展開 リソルホールディングス 【5261・プライム市場】

コロナ禍乗り越え過去最高利益達成
「ホテル」「福利厚生」軸に攻めの経営へ

リソルホールディングスの業績が好調だ。主力のホテル事業、ゴルフ事業はインバウンドを背景に売上を大きく伸ばしている。もうひとつの柱であるウェルビーイング事業も、競合他社と差別化した福利厚生プランで会員企業を拡大中。2026年3月期業績予想は2月に上方修正と増配を発表、売上高306億円(前期比7・7%増)、営業利益32億円(同19・3%増)の2期連続最高業績を見込む。25年には株主優待の拡充も発表し、さらなる企業価値の向上を推進している。
リソルホールディングス-大澤 勝

大澤 勝(おおさわ・まさる)

社長

1966年8月生まれ、新潟県出身。専修大学商学部卒業。90年東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行。2006年リゾートソリューション(現リソルホールディングス)入社。15年取締役執行役員F・D部長、21年取締役執行役員総務・経理担当兼お客様相談室長、リソルライフサポート代表取締役会長(現任)。22年代表取締役社長兼社長執行役員に就任(現任)。

6事業の多角経営で安定成長
ホテル、ゴルフ事業がけん引

インバウンドで好調
都市型20カ所、滞在型70カ所

同社は「あなたのオフを、もっとスマイルに。」を価値基準に、「ホテル運営」「ゴルフ運営」「リソルの森」「ウェルビーイング」「再生エネルギー」「投資再生」の6事業を展開する。

売上の約5割を占めるのがホテル運営事業だ。全国に都市型の「リソルホテルズ」を20カ所、滞在型貸別荘の「スイートヴィラ」を約70カ所展開する。リソルホテルズは“ツーリストホテル”と位置づけ、上質なサービスを行う。中でも重点を置くのがインバウンド客だ。各ホテルにコンシェルジュを設置し、体験イベント開催や周辺マップの提示などのサービスを行っている。

▲スイートヴィラ オーシャンビュー南熱海

▲ホテルトリニティ那覇

▲︎トリニティ大阪

「東京都心や大阪、京都では、インバウンド客が約9割を占めるホテルもあります。立地の良さから客室単価は好調で、中国人観光客減少の影響は現時点では限定的となっており、他の国や国内客の集客で補完しています」(大澤勝社長)

▲スパ&ゴルフリゾート久慈

ゴルフ運営事業は売上の約3割を占める。全国に運営提携2コースを含む17カ所のゴルフ場を展開。場内の戸建てヴィラ「フェアウェイフロントヴィラ」の建設に注力し、インバウンド客向けにもゴルフツーリズムを提案している。

「日本はアメリカ、イギリスに次いでゴルフ場が多い“ゴルフ場大国”なんです。インバウンド客の数%でもゴルフ場に入れば、かなりのインパクトになるはずです」(同氏)

▲Sport & Do Resort リソルの森

売上の14%を占めるリソルの森事業では、ホテルやログハウス、グランピング施設、会議・研修施設などを備えた体験型リゾート「Sport & Do Resort リソルの森」を運営。最近ではGOLF&STAYと愛犬と泊まれる各戸温泉付の高級プライベートヴィラ“Dear Wan Spa Garden”が好調だ。

独自の福利厚生プラン提供
業界シェアは4位

ウェルビーイング事業では、企業・団体向け福利厚生サービス「ライフサポート倶楽部」を展開。会員数は約160万人で、2000社以上にサービスを提供している。企業向け福利厚生サービスを提供する企業の中で、同社のシェアは4位だ。

▲再生エネルギー事業の太陽光発電所

「精算プラン」「従量制プラン」「カフェテリアプラン」といった独自の料金プランが特徴。精算プランは、他の福利厚生サービスとは一線を画すという。
「当社は、会員様を旅館やホテルに送客する“送客手数料”で利益を得ているので、未利用分は返金します。従量制プランは、使っただけ手数料をいただくもの。カフェテリアプランは他社さんに比べ、事務取扱手数料を低く設定できています」(同氏)

再生エネルギー事業では、太陽光発電による売電事業などを展開。投資再生事業では、運営施設のバリューアップ型投資再生ビジネスを中心に、不動産の売却や新規運営施設の仕入れなどを行っている。

有料会員限定

続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。

ログイン SEARCH