電力プラント・機器や計量技術を核に
GXや光応用検査機器も展開
東光高岳は、日本の電力インフラを電力機器・システムのモノづくり技術と計測・伝送・制御技術で支える、東京電力グループ企業だ。国内に工場・事業所・支社・営業所を18カ所、国外2カ所の20拠点を展開し、関連会社は国内7社、国外4社の11社を有する。取引顧客は、東京電力パワーグリッドを中心に全国の電力会社や公共・民間企業など多岐にわたる。国内で日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、明電舎、ダイヘン、日新電機と並ぶ重電8社の一角を占めている。
事業セグメントは、大きく4つに分かれる。
「電力プラント事業・電力機器事業」は、それぞれ売上比率が約42%・約14%で、合わせて約56%を占めるメイン事業だ。
電力プラント事業は、特別高圧の変圧器・開閉装置・断路器などの受変電設備、監視制御装置やシステム、プラントエンジニアリングなどを、電力会社の変電所や道路・鉄道・水道などの公共分野、ビルや工場などの産業分野向けにワンストップで提供する。
電力機器事業は、発電所から送られる高圧電力を工場・オフィス・家庭で使用するため、配電線の柱上や路上に設置される変圧器、開閉器、遠方制御器などの製品群を、主に電力会社に納めている。
売上比率で約31%の「計量事業」は、電力会社向けのスマートメーターや計器用の各種変圧器・変成器など、発電所から家庭用までの電力計量に関わる製品の製造・物流・工事を手掛けている。また、東京電力の電気メーター取替工事の工事監理・施工請負なども担っている。
「当社は、超高圧の発電所から一般のご家庭までの電力ネットワークの中で、電線やケーブルの“線”の設備と、鉄塔や電柱のような“支持物”を除いた“点”の設備・システムを、ほぼ全て手掛けています。幅広い製品群を有しており、他社さんと比べてラインアップの広さが強みだと思います」(一ノ瀬貴士社長)
EV・半導体でも頭角
売上比率で約10%の「GX(グリーン・トランスフォーメーション)ソリューション事業」は、国内約4割とシェアナンバーワンを誇るEV(電気自動車)用急速充電器、ビル・工場などの施設のエネルギーマネジメント、再生可能エネルギーを活用した電力の地産地消ソリューションなどを提供する。
「EVの急速充電器は、東京電力と共同で開発をスタートし、2009年に販売を開始したパイオニア的存在で、国内累計販売台数ナンバーワンの実績があります。高速道路のパーキングエリアや道の駅、ガソリンスタンド、カーディーラーなどに設置され、短時間で充電する必要があるため、高出力が求められます。その要望にお応えし、この春までには、CHAdeMO規格で世界初の一口最大出力350kW(総出力400kW)の、次世代超急速充電器『SERA─400』を発売予定です」(同氏)
「光応用検査機器事業」の売上比率は約2%。最先端の光応用技術を活用し、パソコンやスマートフォン、AIなどに搭載される高性能CPUのパッケージ基板検査装置を提供している。特に、最先端パッケージ基板向けバンプ検査装置では、国内トップシェアを有する。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。











