鶏卵専業で国内唯一の上場企業 ホクリヨウ 【1384・スタンダード市場】

北海道で5割のシェア、日に卵330万個出荷
「アニマルウェルフェア」の普及目指す

ホクリヨウは、北海道の採卵鶏飼育羽数で約5割のシェアを持つ鶏卵大手だ。現在は道外にも拠点を広げ、ゆくゆくは本格的な海外展開も見据えている。同社は、欧州で先行する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の概念を取り入れた飼育方法を普及させるべく、「多段式平飼い」などを導入している。またトレーサビリティシステムを導入し、食に対する安心・安全を追求している。
ホクリヨウ-米山 大介

米山 大介(よねやま・だいすけ)

社長

1958年7月生まれ、北海道出身。81年、一橋大学を卒業後、北海道電力に入社。93年ホクリヨウ入社、94年取締役、96年常務取締役などを経て、2003年代表取締役社長に就任(現任)。

鶏卵農場を全国8カ所保有
問屋を通さず直接流通

▲代表的ブランドの1つで高付加価値卵の「PG卵モーニング」

ホクリヨウは鶏卵専業で上場する唯一の企業で、地元北海道の採卵鶏飼育羽数では5割以上のシェアを誇る。採卵鶏は、北海道で250万羽、東北で150万羽の、計400万羽を飼育。1日当たり約330万個の卵を出荷している。鶏卵農場は、北海道では5カ所(札幌、登別、北見、十勝、千歳)、東北では岩手県の盛岡、はまなすと宮城県の吉目木の3カ所に保有する。

同社の特徴は、問屋を通さず、卵を直接流通会社に販売している点だ。売り先の内訳は、7割がスーパーで、3割は業務用となっている。

主力商品は、「PG卵モーニング」、「サラダ気分」、「雛の巣」の3つ。PG卵モーニングは、ヨウ素が強化されているほか、一般的な卵に比べて、葉酸が2倍、ビタミンEが5倍、ビタミンB12が2倍含まれている。売価は330円前後だ。

「代表的ブランドであるPG卵モーニングは、特に消費者から評価されています。また、現在卵の相場が高くスーパーの卵が250円以上となり、PG卵は買いやすい価格帯になってきています。販売数も伸びています」(米山大介社長)

2025年3月期の業績は、売上高193億9700万円、営業利益19億2500万円となった。

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