スマホから現場の情報を共有
防災情報共有システムも開発
同社は、警察・消防・自治体防災の課題を解決するクラウドサービスを提供している。
主要サービスのひとつである「NET119緊急通報システム」は、発話による緊急通報(119番通報)が困難な人に向けたシステムだ。スマホから文字によって119番通報ができ、現在位置を知らせるとともに、チャットによる文字対話で情報を伝えられる。2025年8月末時点で全国の384消防本部に採用され、管轄人口数は全人口の約7割をカバーしている。
「Live119(映像通報システム)」は、119通報時にビデオ通話機能を使い、消防本部へ現場の映像を送れるシステム。こちらは全国の210消防本部に採用されている。また「DMaCS(災害情報共有サービス)」は、自治体の災害対策本部に向けたサービスで、PCやスマホから位置情報付きの被害報告を収集・集計・共有できる。
これら3本のシステムはいずれもシェア1位だ。さらにLive119の技術をベースにした民間向けの映像通話システム「Live─X」も、設備管理など新しい用途が広がっている。
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