~インフラを通じて日本の脱炭素化に貢献する~ 駒井ハルテック 【5915・スタンダード市場】

街と街をつなぐ橋がある
人の暮らしを支えるビルがある
台風にも氷点下50℃にも耐える風車がある

社会インフラを支える鋼構造物のエキスパート、駒井ハルテック(5915)は、日本の地形や気象条件に適した中型風車を製造・建設し国内外へ電力を届けてきた。長年手がけてきた橋梁と鉄骨、風力発電の知見を武器に目指すのは、洋上風力発電用タワーの製造。鋼構造物と風力発電機のプロフェッショナルとして、設計・製造・建設に従事してきた企業が、再生可能エネルギーという未来を支える成長市場に向けて静かに舵を切った。

なぜ駒井ハルテックが
「風力発電」に挑むのか?

──長大橋における耐“風”技術の研究・開発、鋼構造物の設計・製作・架設。長年風と向き合ってきた経験をもとに、日本の地形や気象条件に適した中型風車を開発し、風況調査から設置、メンテナンスまでを一貫して手がけ、国内外へ届けてきた。

また、超高層ビルや官公庁施設向け鉄骨製作で磨き上げた極厚板に対する溶接技術をもち、大型建築向けSグレード工場と特殊構造に対応する工場の4拠点から安定した供給体制を維持している。

台風・落雷・地震など、欧州と異なる厳しい自然条件に適する中型風車を作り続け、風車特有の認証に挑み続けてきたからこそ、洋上という過酷な環境下で巨大な風車を支える鋼構造物を提供することができる。駒井ハルテックにとって洋上風力とは、未知の世界ではなく、長年培って来た鋼構造物と中型風車の技術の延長線上にある事業なのだ。

成長する洋上風力市場
日本もいよいよ本格始動

世界の洋上風力発電市場は、2030年までに現在の5倍規模に拡大する見込み。欧州・中国が先行している中、日本も国策とし本格的な推進を開始。経済産業省は2040年までに最大4500万kWの導入を目標に掲げ再生可能エネルギーの柱として洋上風力を位置づけている。

今後10~20年にわたり、日本国内では年間数十~百基規模の新設風車が見込まれている。しかし洋上風車のタワー製造に対応できるプレイヤーは限られている。駒井ハルテックの高精度かつ大型構造物に対応できる生産力、更に「ロボット施工システム」や「AIを活用した非破壊検査システム」の開発による合理化と品質向上へのたゆまぬ努力が高い評価を得ている。

社会を支えてきた“構造力”を
次は洋上

高速道路網、都市再開発、そして再生可能エネルギー──。駒井ハルテックが手掛ける構造物は、常に“時代が求めるインフラだった。そのDNAは今、洋上風力という次の社会インフラづくりに向けて動き出している。
目立つ成長テーマではないかもしれないが、足腰の強さと技術の蓄積を持つ同社の動きは、静かだが確かな重みをもって、未来につながっている。

(5915・スタンダード)

代表取締役社長:中村貴任 本社所在地:東京都台東区上野1-19-10
創業:1883年 資本金:66億1994万円
[事業内容]
⃝橋梁、鉄骨、その他鋼構造物の設計、製作、建設、診断、補修
⃝土木・建築工事の設計・請負
⃝風力発電機による売電事業

コーポレートサイトはこちら
https://www.komaihaltec.co.jp/ir/

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