売上・収益ともに過去最高を更新
今後はグルメ寿司に注力

「和食さと」や「にぎり長次郎」などの運営会社を傘下に持つSRSホールディングス(8163)の2026年3月期決算は、売上高764億円、営業利益30億円、経常利益29億円となり、売上・収益ともに過去最高を更新した。

価格改定を含むメニュー施策などでの既存店売上が増加したことに加え、前期および当期に実施したM&Aも寄与し、売上高は前期比13.3%増。原材料費や人件費などのコスト上昇を売上高の増加で吸収し、営業利益は同13.9%増、経常利益は同17.9%増となった。

27年3月期の事業計画では、売上高830億円、営業利益32億円、経常利益30億円を目指す。

現在、売上高の38%を「和食さと」が占めているが、今後は他業態よりも収益性の高いグルメ寿司チェーンに注力する方針だ。30年にはグルメ寿司が売上の33%を稼ぎ、業態別でトップとなる計画だ。同社の重里政彦社長は「グルメ寿司店を支える職人を継続的に確保するため、人材採用にも力を入れています」と語る。

※グルメ寿司とは、一般的な回転寿司よりも、鮮度や素材、職人の技などこだわったワンランク上の回転寿司店のことを指す。

一般的な回転寿司よりも単価の高いグルメ寿司は、職人が寿司を握ることが多く、人材の採用・育成がボトルネックになってしまう恐れがある。同社では職人の採用を強化するだけではなく、店舗でのOJTに加え、階層別研修や集合研修などを実施して育成に取り組んでいる。

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